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第2回食・触コンソーシアムシンポジウム 開催概要

第2回 食・触コンソーシアム シンポジウムをつくば国際会議場にて開催いたしましたので、その概要をお知らせします。

開催日 :2019年1月23日(水)14:00-17:20
開催場所:つくば国際会議場 3階小会議室303
参加人数:52名(企業19社、他)

開会挨拶

食・触コンソーシアム会長
産総研 触媒化学融合研究センター長  佐藤 一彦

 

食・触コンソーシアム会長の産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター 佐藤一彦会長より、本コンソーシアムの趣旨のご紹介とシンポジウムの開会挨拶をいただいた。

来賓挨拶

経済産業省 産業技術環境局 研究開発課
エネルギー・環境イノベーション戦略室  根本 耕司

 

経済産業省 産業技術環境局 研究開発課 エネルギー・環境イノベーション戦略室 根本 耕司様より、ご所属部署における研究開発事業を中心に本シンポジウムの趣旨に合わせたご挨拶をいただいた。

情報提供1

バイオを活用した高付加価値素材の開発と事業化 -KAITEKIの実現を目指して-
三菱ケミカル株式会社 高機能ポリマー企画部 技術室  佐野 浩

 

三菱ケミカル株式会社の佐野 浩 先生より、三菱ケミカルグループ掲げるビジョンである「KAITEKI実現」の取り組みのうち、ケミカル、ポリマー技術の高度化とバイオの分野の知見を組み合わせ資源枯渇問題の緩和、二酸化炭素など環境負荷物質の排出抑制や資源化の一例である、バイオマス原料由来の素材についてご講演いただいた。ご講演では、植物原料由来のバイオプラスチック・生分解性プラスチックを中心に実例など幅広くご紹介いただき、質疑応答の際も活発な議論となった。

情報提供2

持続可能性から見たバイオマス資源とエネルギー変換技術開発
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
生物資源・利用領域 プロジェクトリーダー  小杉 昭彦

 

国際農林水産業研究センターの小杉 昭彦先生より、農業国が多くかつ人口の多いアジア地域の中でも水力、地熱、バイオマスなど再生可能なエネルギーの供給ポテンシャルが高い東南アジア地域におけるバイオマス資源の変換技術開発についてご講演いただいた。具体的な資源として、オイルパームやキャッサバにおける実証事業を中心にご紹介いただき、これらバイオマスの処理技術の導入や普及による地球温暖化対策推進や、持続可能な開発目標(SDGs)への可能性が期待された。質疑応答の際も活発な議論となった。

情報提供3

Biomass-to-Chemicalsの意義と技術的・経済的課題
九州大学 先導物質化学研究所 所長  林 潤一郎

 

九州大学の林 潤一郎先生より、将来目標となる「炭素循環社会」の実現に向けたバイオマス由来の化学品原料開発のためのBiomass-to-Chemicalsの技術・システムの開発についてご講演いただいた。バイオマスの化学品生産において最重要の基幹物質であるC6糖の安定・安価供給を中心にバイオマスを利用した社会実装に向けた背景や必然性、二つのポテンシャルスキーム、またそれらの技術的・システム的課題をご紹介いただいた。質疑応答の際、会場から多数の質疑があり、好評であった。

閉会挨拶

食・触コンソーシアム副会長
筑波大学 生命環境系/地中海・北アフリカ研究センター 教授
産総研 触媒化学融合研究センター クロスアポイントメントフェロー  礒田 博子

 

食・触コンソーシアム副会長の筑波大学 生命環境系/地中海・北アフリカ研究センターの礒田先生より、シンポジウムの総括と閉会挨拶をいただいた。

交流会

つくば国際会議場 レストランエスポワール

 

多数の皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。

国立研究開発法人産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター
生物資源と触媒技術に基づく食・薬・材創生コンソーシアム事務局
E-mail:shoku-shoku.sec-ml[at]aist.go.jp( [at] → @ )