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第3回食・触コンソーシアムシンポジウム 開催概要

第3回 食・触コンソーシアム シンポジウムを産総研つくばセンターにて開催いたしましたので、その概要をお知らせします。

「第3回食・触コンソーシアムシンポジウム
 -産総研・筑波大食薬資源工学オープンイノベーションラボラトリの推進に向けて-」
開催日 :2020年1月17日(金)13:30-17:30
開催場所:産総研つくばセンター 共用講堂2階大会議室
参加人数:48名(企業17社、他)

開会挨拶

産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター長
生物資源と触媒技術に基づく食・薬・材創生コンソーシアム 会長
佐藤 一彦

 

食・触コンソーシアム会長の産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター 佐藤一彦センター長より、本コンソーシアムの趣旨のご紹介とシンポジウムの開会挨拶をいただいた。

FoodMed-OIL概要説明

筑波大学 地中海・北アフリカ研究センター長
テーラーメイドQOLプログラム開発研究センター長
生物資源と触媒技術に基づく食・薬・材創生コンソーシアム 副会長
産総研・筑波大食薬資源工学オープンイノベーションラボラトリ ラボ長
礒田 博子

 

食薬資源工学OILラボ長 礒田博子先生および食薬資源工学OIL副ラボ長 富永健一様より、本シンポジウムの趣旨である、今年度から設立した産総研-筑波大学食薬資源工学オープンイノベーションラボラトリの概要についてご説明いただいた。

情報提供1

「アンチエイジング活性を有する生物資源の探索系の開発とその機能性の分子基盤解明」
九州大学 大学院農学研究院 生命機能科学部門
システム生物工学講座 細胞制御工学分野 准教授
片倉 喜範

 

九州大学大学院の片倉喜範先生より、先生の研究室にて実施している、長寿遺伝子サーチュイン遺伝子類に着目したアンチエイジング機能を有する生物資源食品成分の迅速かつ大規模なスクリーニングを実現するシステムをご紹介いただいた。ご紹介いただいたスクリーニング系はin vivoレベルとの相関性も高く、非常に有用な系であった。会場からの興味・関心も高く、質疑応答の際も活発な議論となり、大変好評であった。

情報提供2

「機能性食品のヒト臨床試験での評価と生物資源の医薬品開発の可能性」
筑波大学医学医療系 教授
橋本 幸一

 

筑波大学の橋本幸一先生より、生物資源を医薬品や機能性食品などとして利用するにあたり必要となるヒトにおいての有効性および安全性評価の際の規制(レギュレーション)について、橋本先生のこれまでのヒト試験の実例と合わせてご講演いただいた。さらに今後の生物資源を利用した医薬品や機能性食品の開発戦略についてご解説いただいた。ヒト試験における規制については、普段聴くことのできない貴重なお話であり、会場の興味・関心が高く大変好評であった。

情報提供3

「海洋シアノバクテリア由来の生物活性物質」
慶應義塾大学理工学部化学科 教授
末永 聖武

 

慶應義塾大学の末永聖武先生より、先生の研究室で実施している海洋性シアノバクテリア由来の生物活性物質の非常に緻密な探索研究についてご講演いただいた。シアノバクテリア由来の生物活性物質は珍しい化学構造をもつ物質や非常に強い生物活性を示す物質であり、医薬品や生命科学研究用試薬としての可能性を持つことから、大変興味深い研究内容であった。質疑応答の際も活発な議論となり、会場からの興味・関心も高く大変好評であった。

閉会挨拶

産総研・筑波大食薬資源工学オープンイノベーションラボラトリ 副ラボ長
富永 健一

 

食・触コンソーシアム幹事の産総研・筑波大食薬資源工学オープンイノベーションラボラトリ 富永健一副ラボ長より、シンポジウムの総括と閉会挨拶をいただいた。

交流会

産総研つくばセンター 厚生別棟B ピクニック食堂

 

多数の皆様にご参加いただきまして誠にありがとうございました。

国立研究開発法人産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター
生物資源と触媒技術に基づく食・薬・材創生コンソーシアム事務局
E-mail:shoku-shoku.sec-ml[at]aist.go.jp( [at] → @ )